南米のチリで食べられる美味しいもの9選
実は今年の年末年始に縁があって南米のチリへ行く機会がありました。
南米に行った事が無かったので治安が大丈夫か、アメリカの空港で無事に乗り換えが出来るだろうか等不安はありましたが、無事に旅も終わり沢山美味しいものが発見出来ました。
チリの人達はバーベキュー(Asado)が大好き!
お肉を切り分ける姿はとてもダイナミック!食欲が湧いてきます。
私が訪れたのは年末年始だったのですが、そういったお祝い行事の際には家族が揃って屋外でバーベキューをします。
というのもチリは南半球の国なので年末年始は夏真っ盛りなのです。
このAsado(アサード)と呼ばれているこのバーベキューの習慣はスーパーにも反映されていて、
お肉売り場には1人では持ち運ぶのがかなり大変そうなサイズの塊が沢山売られています。
夏に特によくとれるアボカドや野菜と一緒にバランス良く食べると栄養もたっぷりとれます。
余談ですがこちらのお肉はガッツリ赤身系です。お肉大好きな私としてはとても嬉しいのですがただ...
このボリューム!!!
チリの港町バルパライソで食べたこちらのステーキですが、普通に2〜3人分あります。
更にフライドポテトも大盛りなのでとても1人じゃ食べ切れません。
また日本の醤油ベースのソースと違ってかなりこってり風味のソースがかかっているので、
注文する前にはどれくらいのサイズか確認しておく事を強くオススメします!
最初は美味しいのですが後半お腹がかなりヘビーな事になります。
エンパナーダが美味しすぎる問題
empanada(エンパナーダ)とはお肉や野菜等味付けした具をパンの生地で包んで焼き上げたり揚げたりしたものです。
私は初めてここ南米のサンディエゴで食べたのですが、本っっ当に何この食べ物!!!美味しい!!!
焼きたては熱々で中にはぎっしりジューシーなお肉が詰まっていて...。
一口頬張ると溢れ出る肉汁と食欲をかきたてるスパイスが口の中で弾ける様に主張して...。
日本人もきっと大好きな味だと思いますし、何度でも食べたくなります!
またサクサクのパン生地とも合うんですよね。
チリではカロリー等気にするな!美味しいエンパナーダを見つけましょう!
エンパナーダの具と言えばお肉のイメージがあったのですが私のオススメは
こちらのシーフードのエンパナーダです。
中に同様に一部の隙間も無いくらいぷりぷりの海老とトロトロのチーズが入っていて...
口の中が海老の優しい甘みとチーズのまろやかさで飲み込むのが本当もったいないぐらい!
そしてこちらは何と蟹の身とチーズがたっぷり詰まったエンパナーダです。
このすごいのが、噛むのと同時にこんなに詰まってたのかという蟹の肉汁がドバッと溢れだしてくる所です。
焼きたてなのでめちゃくちゃ熱いです。手を火傷しない様に気をつけましょう!
実はこの時、バスでの長旅で酔ってしまいあまり体調が良く無かったのですが
あまりにも美味しすぎてついつい全部食べちゃいましたね。是非試してほしいです。
チリへ来たら美味しい魚介料理を楽しもう
チリの面積は多くが海洋に面していて、多くの魚介料理を楽しむ事が出来ます。
特にチリの首都サンディエゴにある代表的な海鮮市場 メルカドセントラルでは、多くの新鮮な魚介類を見学する事が出来ます。
日本へ輸入される多くのサーモンはチリ産。しかし地元民は高いのであまり食べないのだそう。
地元の人達や観光客で賑わうメルカドセントラル。
ここの市場ではレストランも奥の方に多く併設されており、市場の魚介類を使ったチリの名物料理を楽しむ事が出来ます。
こちらのお魚はmerluza(メルルーサ)といってチリではとても一般的な白身魚。
実は日本にも冷凍でよく売られています。チリではフライにして食べる事が多く、
こちらではたっぷりのお野菜やジャガイモが付け合せとして出てくるので、バランスもとれてカジュアルな感覚で食べる事が出来ます。
揚げたてのメルルーサは衣はサクサク、身はホクホクとしていてクセが無くレモンを絞って食べるとぺろりといけちゃいます!
caluga de pescadoという何のお魚か忘れたけどフライ。
これも塩とレモン汁だけのシンプルなのだけれど、揚げたては胃がキューとなるくらいたまらなく美味しかったなぁ。
MACHAS A LA PARMESANA(マチャ・ア・ラ・パルメザーナ)
チリで獲れるマチャと呼ばれる貝にチーズをまぶしてオーブンで焼いたもの。
マチャ貝はクセが無くて食べやすかった上、チーズが上にかかっているので一緒に食べるとついついワインが進んでしまいます。
貝が好きならソパ・デ・マリスコス(Sopa de Mariscos)は是非試してみましょう!
たっっぷりの貝が入っていてそこからでたエキスがもう本〜〜当にたまらない!
イカやエビもどっさり入っているので食べ応え抜群。
フライや重たい食事に少し疲れていたらとってもオススメです。
チリの首都サンディエゴへ行くなら是非メルカドセントラルへ!
チリ人のソウルフードと言えば!コンプレートを頬張ろう
チリへ行くと必ず至る所で見つける事の出来るこのCompleto(コンプレート)。
いわゆるホットドッグなのですが、普通のホットドッグと違うのはフレッシュなお野菜がたっぷり摂取できる所!
このコンプレートには具材や味つけによって種類があり、特にイタリアーナという種類はたっぷりのマッシュされたアボカドに新鮮な角切りトマトが乗っています。
これらのおかげで味がさっぱりしているので、一見ボリューミーに見えてもペロっと食べられちゃいます!
オススメのお店はチェーン店のDomino(ドミノ)。あのピザ屋さんじゃないですよ!
チリ出身の友人含め地元の人達が共通してオススメするこのお店は、お昼は沢山のビジネスマン達で混雑しています。
ここは自家製のマヨネーズも使っており、お味は地元のチリ人のお墨付き。
お店によって微妙に味が違うそうなので、食べ比べてみるのも面白いですね。
トウモロコシをすりつぶしたグラタン?!ほっこり体が温まるパステルデチョクロを試してみよう
Pastel De Choclo( パステルデチョクロ)
こちらはチリで食べられる特別なグラタンなのですが、何が特別なのかというと
何とこの黄色いものはトウモロコシをすりつぶしたものなんです!
実はこのグラタンの中にはチキンがゴロゴロ入っていて、更にオリーブが丸ごと潜んでいるんですよ。
熱々でボリューミーなので食べ応え抜群なのですが、個人的にはこのトウモロコシの味に途中から少し飽きてしまいました。
トウモロコシ大好きな方とかはたまらないと思います。こちらも大容量なのでシェアするのが良いのかもしれません。
焼きたてはとっても熱いのでご注意を!グラタンだけどとうもろこしの甘みが印象的で栄養たっぷりの一品。
胃が疲れてしまったらじんわり温かく沁みるスープ、カスエラを頼もう
チリは結構ハンバーガー等ジャンキーな食べ物を食べる人も多く、何と世界で肥満大国3位という少し不名誉な肩書きを持っているみたいなのですが、
街中で歩いている人を見ていて私はあまりそんな風に感じませんでした。
何でも、これはあくまで地元の人の意見ですがチリ人は日本人と少し気質が似ていて、仕事の残業等で夜遅くまで働く人も多いのだそう。
仕事が終わった後は会社のメンバーで飲みにいくか、手早くファーストフードですませるか...。
そんな生活をしている人も多いから、肥満が多いのかもしれないねと言っていました。
そんなチリでお腹に優しい名物スープがあります。その名もcazuela(カスエラ)!
カスエラは野菜やお肉をブイヨンで煮た料理で、体が温まりお腹にも優しいとっても落ち着く味なのです。
お店によって微妙に具材が違ったりするのですが、
大体共通しているのはトウモロコシ、カボチャやジャガイモやニンジン等の根菜にゴロッとした牛や鶏のお肉が入っているのが特長です。
疲れた胃に染み渡る一品であり、これはまさにチリのお母さんの味なのです。
私はチリに滞在して数回このカスエラを食べましたが、どこも安定で食べやすい落ち着く味でした。
必ずテーブルにセットされるチリ代表のパンと”ペブレ”
チリのテーブルに着くとまず必ずサーブされるのがチリのパン。
これはPan Amasado (パンアマサド) といってチリではとてもポピュラーなパン。日本のパンよりも歯ごたえがあって、食事と一緒に頂くにはピッタリなパンです。
下のトマト風味のソースみたいなものはpebre(ペブレ)といって、トマト、玉ねぎ、コリアンダーが入ったソース。
ビネガーが入っていてとても美味しいのだけれど、私はコリアンダーが苦手なので食べれませんでした...
でもコリアンダー抜きで作ったとしても、お肉やお魚の料理に合いそうだし美味しいと思う!今度試してみたいです。
まとめ 南米チリで美味しいご飯を沢山食べよう
今回初めての南米訪問をしてみて、チリの食べ物は日本人にも食べやすいものが多いと思いました。
特に私が一番オススメしたいのがエンパナーダ!是非チリへ行って本場のエンパナーダを食べてみて欲しいです。
南米の陽気な雰囲気と一緒に、もし行かれる方は美味しいチリの料理を楽しんでくださいね!
ここまで読んで頂きありがとうございました。