チリの最南端Pisco Elqui(ピスコ エルキ)極上のピスコサワーを飲もう

思えば遠くまで来たもんだ。

 今年の年末年始、チリのサンディエゴに縁があって数週間滞在しました。この時日本は冬だったのですがチリは夏真っ盛り。

燦々と輝く太陽の下で、チリ名物のお酒”ピスコサワー”の原産地であるピスコエルキへ行ってきました。

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 Pisco Elquiってどんな所?

ピスコ エルキはチリのちょうど中央から少し上方に位置する小さな村です。首都サンティアゴからはバスで7〜8時間。

サンディエゴ中央駅の近くにあるバスターミナルがあり、そこでバスのチケットが買えます。バス会社の名前はEXPRESSO NORTE

価格は往復で3000円-4000円ぐらいだったでしょうか。(時期により変動あり)

ちなみに途中で乗り換えが必要で、首都のサンディエゴ(Santiago de chile)→ラ・セレナ(La serena)で乗り換え→ピスコエルキ(Pisco Elqui)といった経路で行きました。

乾燥した山岳地帯で囲まれたこの小さな村は、現地のチリ人いわく”ヒッピータウン”なのだそうです。観光地ではありませんが、確かに雰囲気がのどかで人も皆どこかのんびりしています。

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日本の冬はチリの真夏!日差しがとても強いので現地の人達も日陰に避難。

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都会に疲れた...とにかく頭をカラッポにしたい。何も無い所に行きたい。という人にはここはピッタリかも。ただ本当に何も無いです。朝ご飯に食べる目玉焼きの卵も近所の鶏が産みました的な卵が近くの小さな売店で売っていたり。でもその何もない事がいいのだ。

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ちなみにこんなお洒落な服屋さんもあります。全部がハンドメイドなんだそう。

ラテンな国のチリにいると、こういったビビットカラーの服やバッグも試してみたくなっちゃいます。長居してしまったあげくに綺麗な青色の夏服を買ってしまいました!f:id:senaandchao:20180401035654j:plain

ピスコサワーってそもそも何?

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ピスコとはぶどうから造られた蒸留酒であり、度数は40度〜と高めのお酒。そのままストレートで飲んでも美味しいのですが、オススメの飲み方がピスコサワー。ピスコと砂糖とレモン汁を割って飲みやすくしたものです。

味は爽やかなピスコのフルーティーな風味の中に、砂糖の甘みがギュッと凝縮されていて、レモンがキリッと味を引き締めていてとても飲み易いです。これでもアルコール度数はまだ高い方なので、飲み過ぎにはご注意を!

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ここの地名の名前の由来はまさにピスコの原産地なのだそうです。実際に来てみると、ピスコサワーを作るための広大な農場を見渡すことが出来ます。ここのブドウ畑はピスコの為だけで無く、食用としても世界中に輸出されるのだそうです。

名物のピスコサワーを飲んでみよう 

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ピスコを醸造する農園に直接訪問すると、自慢のピスコを直接試飲出来るみたいなので訪問してみました。

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この時期はまさに実が熟する時期なのだそうで、たわわに実った葡萄が沢山育っていました。葡萄の実も少し分けてもらいましたが、水分をたっぷり含んでいてとっても甘くて美味しかったです!この猛暑の時期には最適な栄養&水分摂取法なのではないかなぁと思ってしまいました。 

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太陽をたっぷり浴びてプックリと塾した葡萄達。今年は豊作でしょうか。

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実際にピスコを試飲させてもらいます。今回試飲させてもらったのは自家製の40℃と45℃のピスコ。度数が度数なので直接ストレートで頂くと喉が焼けそうになりましたが、葡萄の風味がしっかりありながらドカンと存在感の強い感じのお酒でした。

ワインとか苦手な人でも飲み易い方なのかもしれません。

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お土産に持って帰ってみたかった...!次回来る事があれば必ず!

 ひたすら続くチリの絶景を眺めながらサイクリングで奔走しよう

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あまりに乙女としての身だしなみに気を遣わなくなった結果、顔が素っぴんとなっておりましたので、諸般の事情を考慮致しましてあたまのわるい人の顔にしました。ごめんなさい。

また、村が山のふもとにあるので、絶景を眺めながらマウンテンバイクをレンタルしてサイクリングする事も出来ます。

 12月〜1月のチリは真夏シーズンで昼下がりは暑すぎるので帽子、サングラスは必須。冷えピタシートがあればなって何度も思いました。また風通しが良い格好が本当オススメ。よく欧米系の人達がランパンにキャミソールって格好で歩いてるじゃないですか。本当あれが一番快適になってきます。

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 ここまで遠くまで来るともはやお洒落とか多少はどうでも良くなって来ます。快適性が何よりも大事。

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私のカメラテクじゃなかなか伝わらないのですが、本当にどこまでも晴天と山と荒野とピスコ畑と絶景で「ああ、私日本からとても遠い所に来たんだなぁ...」て少し寂しい様な、不思議な気分になります。

本当に遠いんですけどね。日本からすると地球の裏側なので。

南米チリの果てし無く遠い渓谷の村、ピスコエルキへ行ってみよう

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 今回はチリの田舎でピスコの産地であるピスコエルキへ行ってみました。

チリは意外にも英語がなかなか通じる機会が少なく、ましてどんどん田舎の方へと向かうわけですからここへ来る迄が中々大変ですが、日本には無い南米チリの絶景と美味しいピスコを体験する事が出来ます。

でもチリは本当に(縦に)広い国だから、まだまだ私の知らない場所が無数にあるんだろうなぁ,,,。

ではここ迄読んで頂き、ありがとうございました!