チップねだりにオーバーブッキングまで!私の海外トラブルの体験談。

遅ればせながら2018年、 あけましておめでとうございます!

現在、初南米のチリから帰国中のsenaです。 

日本は大寒波が襲っているとネットのニュースで見たので(もう落ち着いた?)

今は夏真っ盛りのチリから帰国する私は少しビクビクしています。

帰ったら美味しい日本食を食べて、神社でおみくじを引いて、

暖かい湯船につかるのがとっても楽しみです!

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チリへ出発前の去年12月の渋谷のハチ公前。1年前はまだ観光気分が抜けていなかったがすっかりおなじみの光景となった。そして人が多い。

 

さて、私は2年前の初夏に、OLを辞めた後1ヶ月ヨーロッパを旅しました。

初めてのプチ長期の一人旅。

どんな体験が待っているだろうとワクワクしていましたが、

自分の準備不足もあってトラブルが続発した旅となりました...。

 

 

事件簿①:フランス、パリにて スティーブン・セガール似の大男にチップをねだられる

私はベルギーの首都ブリュッセルから、特急列車タリスで初めて

フランスの首都パリへと足を踏み入れました。

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その日のゲストハウスは念の為、到着したパリの北駅からすぐの距離にある

ゲストハウスを予約していたのですが

wifiが繋がらないのでどっちの方向へ行けばいいのか分からない状況…。

当時バックパッカーを背負った私は周りから見ると旅行者丸出し。

キョロキョロしてると誰かに背後から声をかけられました。

振り向くとそこにはスティーブン・セガール似のガタイがある大男が!

 

英語で「何か困ってるのか?道が分からないのなら教えてやるぞ」

と話しかけるセガール

パリは特に治安に気をつけないといけないとネットで刷り込まれていた私は

「絶対このipadを渡すものか...」と警戒心丸出しでipadをしっかり握り、

ホテルへの道を尋ねました。

しかし予想に反してセガール「Follow me」と言ってホテル迄、

正しい道案内をしてくれました。何セガールめっちゃいい人と一瞬油断した瞬間、

「Give me a tip(道を教えてやったんだからチップをくれ)」

あの渋い表情で手を差し出されました。

私:(ああ、そういう事か...。)

その時私は20ユーロ札(2700円ぐらい)しか持っていなかったのですが

断った時の事を考えると恐ろしいし、いくらが相場なのかも分からなかったので

そのまま丸ごと渡してしまいました。 

するとセガールはまさか20ユーロも貰えると思ってなかったらしく、

満面の嬉しそうな笑顔になり、キャッキャしながら私に熱烈なハグをして

鼻歌を歌いながら去って行きました。

節約しながらの旅だったので、20ユーロの出費は高くつきました...。

ネットでこういった場面があるとは少し知ってはいたのですが、

実際に心の準備が無いまま出くわすと慌ててしまうものですね。 

事件簿②:フランス、パリにて インド人青年にナチュラルに食い逃げされる

 セガール事件はこのヨーロッパ旅で自分にとっての初めてのトラブル。

少し落ち込んでいた私が予約していたゲストハウスの部屋は男女共用部屋でした。

部屋に着くとすぐフレンドリーに話しかけてきた1人の青年。

彼はインドから来た学生で、私の話を聞いてくれて

一緒にお酒でも飲もうよ!と誘ってくれました。

少し傷心だった私は言われるがまま、気分転換も兼ねてついていく事に。

 

カルフールで数本のお酒を購入し、「ここは僕が払ってあげるよ」と彼。

しかしレジで何やら難航している様子。

どうやらクレジットカードの暗証番号が分からなくなった様で、払えないとの事。

そこでは彼は自分の現金で払っていました。

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その時注文したもの。これ自体は美味しかった

その後お腹が空いたので、私達は近くのインド料理屋さんへ入りました。

食べ終わってお店を出る前に彼はカードも使えないし現金も無いので

 「クレジットカードが使えないから僕の分も払ってくれないか、後で払うから」

とお願いされ、断るわけにもいなく彼の分のご飯代も払ってあげました。

日本円で1600円くらい。

 

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ゲストハウスに併設しているcafe&bar。ここで一緒に飲んでいた時はまだ良かった...。

私達はその後ゲストハウスへ帰り、一緒にお酒を飲んだり、今迄に私が撮った写真を

彼に見せてあげたりしました。(とても興味深そうにカメラをスクロールしていた)

部屋へ戻り、寝る前に「明日、お昼のカレー払ってもらえる?」と彼に確認し

その日は就寝。次の日の朝、ガサガサという物音で目覚めるとインド人青年が

身支度をしていました。その光景からして私も寝ぼけているのもあって、

「昨日のお金を払ってもらえる?」と再度聞いた所(しつこい)、

居心地が悪そうな顔を一瞬した後、

何と荷物を全部持ってそのまま出て行ってしまったのです。

本当に寝起きだったので何が起きたか分からず、ベッドで半分体を起こしたまま

彼をそのまま見送ってしまう形となってしまいました。

勿論そのままお金を持って部屋に戻って来る事もありませんでした。

今思えば一食分のカレーぐらい、私のトラブル話を聞いてくれたんだから

ご馳走してあげれば良かったのかもしれない。

でも、うやむやにして誤魔化された後味の悪さは、

しばらく忘れられない体験となってしまいました...。

世の中にはこういう人もいるんだ。そう心に沁みた瞬間でした。

 

事件簿③:フランス、リヨン airbnbのサイト予約でオーバーブッキング

何度か立て続けに気分が暗くなるトラブルがあった後

(勿論素敵な出会いや体験も沢山ありましたよ!)

私はパリから電車でリヨンへ移動しました。 当時、宿は当日予約すれば

何とかなるだろうと甘い考えを持っていたのですが、安い宿は満席だったり、

駅から離れた場所にあったりで予約が上手くいかず

思い切ってAirbnbに挑戦する事にしました!

 

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リヨンで人生初めてのAirbnbを体験(写真はその滞在先にいたツンデレ猫様)。素晴らしい出会いがあった。けど…

wifiが使えるリヨンの駅で宿を探していたのですが、

そこは一定期間経つとwifiの接続が切れてまた繋ぎ直さないといけない為、

接続が上手くいかず、途中でまさかのダブルブッキングが発生してしまったのです...!

勿論、どちらかの宿はキャンセルしないといけなかったので、

結局6000円ぐらい無駄にキャンセル料がかかってしまいました。

つ…ついてなさすぎる…

宿探しは余裕を持って探し予約しておく事をお勧めします。

 

事件簿④:ドバイ、空港にて まさかのチェックイン漏れで搭乗拒否されかける

 ベルギーから日本へ帰る時、私は毎回節約の為に比較的安い

乗り継ぎ便のあるフライトを利用するのですが

通常は①出発地→乗り継ぎ地、②乗り継ぎ地→到着地と

合計で2枚の搭乗券を最初のチェックインカウンター(①の時点)で渡されます。

しかし1ヶ月の旅を終え帰る間際、ベルギーの空港でチェックインをした際に

空港職員から渡されたチケットを見ると

ベルギー→乗り継ぎ地(この時はエミレーツ航空だったのでドバイの空港)

のチケット1枚しかありませんでした。

この時私はすぐにその場で空港職員に確認するべきだったのですが、

旅も終わりとあってすっかり油断していたのか

「あれ?1枚しか無い…あ、もしかして乗り継ぎ地で渡されるのかな」

と思い違いをしてそのまま進んでしまったのです。

ドバイの空港に着いて搭乗ゲート迄行くと、空港職員から

『あれ?あなたここ(ドバイの空港)から日本迄のチェックインが出来てないわよ』

と衝撃の一言が!!

えええそんな事ってあるの?!頭の中はパニック。

どんどん同じ飛行機に乗る予定の人達飛行機には吸い込まれる様に消えていき、

私だけポツンと取り残される。想定外の出来事に慌てふためく私は必死に訴えるも

「とにかく今あなたは乗っちゃだめ!!いいからここで待ってなさい!」

と叱られ、どうする事も出来ず。

結局ギリギリでその場で搭乗券を発行してもらい、予定通りの飛行機に乗る事が出来たのですが一瞬、ドバイに取り残されるのでは無いかとヒヤヒヤしました…

 いつもと違う、何かおかしいと思ったらすぐに確認しましょう!

(自分に言い聞かせる)

 

まとめ:トラブルを乗り越えて人は強くなる。でも余裕を持った下調べと準備を

初めての海外女ひとり旅。英語もロクに話せないのに飛び込めば何とかなる!と

乗り込んだ先に待ち受けていたのは数幾多のトラブル。

下調べや準備をしとけば大体防げたであろうというツッコミは少しおいといて…

実際に飛び込んでみないと分からない事も沢山あるもの。

トラブルはありましたが、それ以上に旅をしなければ出会えない人達や

素晴らしい体験が沢山出来た事が何よりの大きな収穫です。

また今回の旅では、貴重品をとられたり怪我をしたりといった、

大きなトラブルが無かった事が本当に良かったと実感しています。

 海外ではなおさら自分の想定していない場面に出会いやすいので、

余裕をもった下調べと準備をしておけば、後でこうしておいて良かった…と

本当に安心する場面も多いですし、

その分余裕を持って時間に限りがある時間を楽しめますよね。

これから海外へ出られる皆様も安全で快適な旅となります様に!

 

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。