ポルトガルで食べるべき名物はこれ!お魚からお肉料理までおすすめグルメ

この2ヶ月間ベルギーに滞在している間せっかくヨーロッパにいるので、ずっと行きたかったポルトガルへ行ってみようと思い、行ってきました!

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ポルトガル料理は日本人にとってとても食べやすいことで有名です。

実際に現地で食べてみるとその評判通り、幸せにしかなれなかったので、ポルトガル料理の特徴を説明しながら、今回食べて美味しかったものを紹介してみたいと思います。

 

 

ポルトガルでは勝手に出てくる"先付け"文化がある

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先付けでよくでてくるオリーブ盛り合わせや魚のパテ。珍しい鰯のパテも!

ポルトガルではレストランで先付けの文化があります。

それも自分が注文したメインの料理の前に数品程度、ウェイターが持ってきて何も言わずにポンポンと置いて行きます。え!注文してないのに!と最初は驚くかもしれませんがこれはポルトガルの食文化の1つです。

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主な先付けとしてはパンやオリーブの小盛り、チーズの小盛りやパンに塗って食べる鰯やツナのパテ、後述するバカリャウのコロッケやフライ等です。

じゃあこれは無料でタダで食べていいの?と言われるとそこは有料でレシートにきっちり加算されます。値段は料理によって1~4€ですが、そんなに食べられないしそもそも必要無い人だっていますよね。

その場合は手をつけず、勇気をだして必要ありませんとしっかり言いましょう。

 

ちなみに私達は、チーズもオリーブも料理が来るまでお酒と一緒にモリモリ食べてたので特に拒否はしませんでした。人数が多い場合は、料理が来る前にお酒と一緒につまんでみましょう。普通のおつまみ盛り合わせを頼むよりは全然安上がりです。

激安スープで胃を休めよう

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 大抵ポルトガルのレストランには"本日のスープ"がメニューにあるのですが、オススメは定番の”野菜のスープ(sopa de legumes)”

野菜が溶け込んだ優しい味のスープで、何とお値段が1€~(約130円程)深皿にたっぷり入っているのでこれだけでもお腹がふくれますよ。少し胃が疲れたなと思ったら是非頼んでみて下さいね。

 

ちなみに毎回不安でパクチーが入っていないかか聞きましたが、どこも入っていませんでした。

f:id:senaandchao:20180522191026j:plainこちらはポルトガルの名物スープcarbo berbe。

ジャガイモのポタージュの中に刻まれたケールが入ったスープで、こちらも優しい味で栄養満点。そして何よりの楽しみは、底を掬うとポルトガルソーセージの輪切りが入っていてこの塩気が良い演出してます!このスープはいつかまた飲みたいなぁー。

日本人といえばお魚!ポルトガルでは新鮮なお魚がしかも安くで食べられるよ

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広く海に面したポルトガルでは、お魚の消費量が多く、とてもよく食べられる事で知られています。勿論新鮮で大抵どのレストランで食べても間違いないです。  

一番定番なのはシンプルに塩焼きにしたもの。焼きたてホクホクの塩焼きのお魚にフレッシュなレモンを絞って食べると、いくらでも食べられてしまいます。

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こちらはポルトガル語Pargo Assadasと呼ばれる鯛の塩焼き。レモンをたっぷりかけて食べるとヘルシーにいただけますね。身がふっくらしていて新鮮なので、臭みも全然ありません。

 

添えてあるのはポルトガルでは主食的扱いの1つであるジャガイモに。

またインゲンの様なお野菜は食感が面白くてとても食べやすいです。

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ポルトガルではどこでも食べられる鰯(ポルトガル語でsardinha)の塩焼き。こちらの鰯は1匹1匹が大きくジューシー!どこのお店も太っ腹に一皿に3~4匹ぐらい盛られてくるので、食べ終わるころにはお腹いっぱいになります。

 

しかも大衆的なお店だとこれ一皿で5.5€(約717円)ととてもリーズナブル!観光客向けのお店だともう少し値段は上がりますが、地元の人達で混み合っていそうなレストランがあったらぜひ入ってみてくださいね。

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こちらは前菜のメニューにあったカタクチ鰯(anchova:アンチョビのフライ

揚げたて熱々でしっかり塩が振ってあって、ビールと一緒に頂くと手が止まりません!日本人なら大好きな味。 

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サーモンのプレート7.5€(約979円)
ここポルトガルで食べたサーモンは、どこも脂がのって大きなサイズでとても美味しかったです。この料理もオリーブオイルがどっぷりかかっていたのですが、サーモンは甘くて柔らかく、付け合わせのジャガイモも甘くて完食しちゃいました。
 

ちなみにこのプレートはポルトガル第二の都市ポルトの食堂で食べたのですが、オーナーが小室 哲哉さんに激似でなおかつとても優しくていい人だったので、ポルトへ行った際は是非行ってみて下さい。 

www.tripadvisor.jp

ポルトガルでは鱈(ポルトガル語でbacalhau)を使った料理がとても有名

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塩漬けして乾燥したバカリャウを売っているお店。家庭でもこのバカリャウはよく食べられるんだとか。
このバカリャウとは鱈を塩漬けにした後に数ヶ月間乾燥させたもので、調理に使う際には1~2日程度かけて水戻しして使います。ポルトガルらしいものを食べたい!といえばこのバカリャウなので、是非試してみて下さい!
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こちらはバカリャウの塩焼き(カリャウ・アサード・ノ・フォルノ/Bacalahu Assado no Forno)。元々塩漬けしてあるのでそのまま食べたら塩辛め……。なので味をまろやかにする為に、オリーブオイルでたっぷり浸されています。
 
ポルトガル料理はオリーブオイルを多く使う事で有名ですが、本当に量が多く、胃が弱い人は少し他ハードなレベルなので、店員さんに少なめにしてもらう様にお願いした方がいいのかもしれません。

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この写真の上方にある円形の揚げ物がバカリャウのコロッケ(pastéis de bacalhau)です。バカリャウの身をほぐしたものとジャガイモが合わさっていて、どこか懐かしい味がします。
 
私がポルトガルで食べたバカリャウはどこも出来合いのものが多く(きっと先付けとして提供するから最初に沢山の量を用意しておくのかな?)
でももし熱々出来たてのバカリャウコロッケが食べれたら、もっと美味しいだろうなあ……

ポルトガルでタコのリゾットをお腹いっぱい食べよう

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タコの海鮮トマトリゾット(Arroz de Polvo:アロ・デ・ポルボ)
ポルトガルでは食文化で日本と共通した部分が多く、お米やヨーロッパではあまり食べられないタコを食べる文化もあります。トマトベースにタコの出汁と身がたっぷり入っていて、お鍋にたっぷりの量で提供されます。
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ちなみにポルトガル料理にはパクチーが使われることが多いです。ここのリゾットはパクチーがしっかり溶け込んでいて私は食べられませんでした...気になる人は注文前に店員さんに聞いてみましょう。
 
ちなみに、パクチーを抜いてくださいはポルトガル語でcoentro, por favor.(クエーントロ・ポルファボール)です。

今回のポルトガルの旅で脳天を貫通する美味しさ、エビのガーリック炒め

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Gamba Gilho(エビのニンニク炒め)8.00ユーロ(約1,039円)
ちなみに今回の旅で思わずあまりの美味しさに、席をガタつかせる程感動的だったのは、このエビのガーリック炒め。エビの味噌の風味がスープに移っていて、ガーリックの風味と旨味が凝縮されている感じ。パンを浸して永遠に食べていられました。 海老も勿論プリプリです!

お肉料理も勿論絶品!

ポルトガル料理はお魚に負けずに、お肉を使った料理もとってもおいしいです!豚肉も牛肉も噛むとすっごく良いエキスがじゅわーってでてくるんですよね。多分お肉自体が良いお肉なんだと思います。どこで食べても正解でした。

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こちらは煮込んだ豚肉とジャガイモの赤ワイン煮込み

豚肉は赤ワインでじっくり煮こまれています。更にポルトガルの調味料マッサ・デ・ピメント(パプリカ・ペースト)も使われていて、コックリ深みのある味が染み込んでいて美味しい!何より豚肉自体の味が濃くて口の中が幸せでいっぱいになります。

 

上にかかっているのはカリフラワーと人参のピクルスを刻んだもので、これがまた良いアクセントをだしていました。

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牛肉のポルトガル風赤ワイン煮込み(TRANCHES VITELA 6.5ユーロ 約837円)

これも同じように赤ワインやトマトで煮こんであり、スープが染み込んだ牛肉とご飯が相性抜群でとてもおいしかったです。

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  Leitao Assado レイタオン・アッサード 9.95ユーロ(約1290円程)

仔豚の丸焼きに、たっぷりのフライドポテトをまぶしたレイタオン・アッサード。脂っこいのかと思いきや、川は反面パリッとしていて内側はコラーゲンでプルプル。お肉はあっさりしています。骨の部分もあるので残すかと思いましたが完食出来ました!それでもボリューミーな一品には変わりませんが……!

ポルトガルには日本人に合うグルメがいっぱい!ぜひ試してみてください

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今回、初めてポルトガルを訪れましたが、新鮮な魚介類をシンプルに焼いて食べたり、お肉をうまく味つけしたり、食へのこだわりが強いように感じました。またヨーロッパのなかではレストランの価格も安いので、まだ訪れたことのない方はぜひ一度ポルトガルへ行ってみてください!

 

ではここまでよく読んでいただき、ありがとうございました。